あとひと月ほどで鮎の友釣りが解禁シーズンを迎えます
この記事では
友釣りならではの専門用語を解説していきます
今シーズンから鮎の友釣りを始めてみよう!
まだまだ専門的な用語がわかりません!
そんなビギナーの方の参考になればと思います
下記の解説では、用語をりかいする事に意味があると考えていますので、あえて漢字を使用していない部分もありますが、「読み方がわからない」では意味がないのでぜひ覚えてくださいね!
鮎釣りの基本
友釣り
鮎という魚は岩についた苔(コケ)を食べるため、他の魚のようにエサを喰わせて釣る事ができません
(一部地域では例外もあるようです)
そのため鮎がもともと持っている性質で、自分の縄張り(良い苔が付きやすいエサ場)に他の鮎が入り込んできた場合は猛烈な体当たりで侵入者を追い払います
体当たりの写真
その性質を利用して、釣り人が【おとり】と呼ばれる養殖ものの鮎を、天然の鮎がいる縄張りまでわざと泳がせて、体当たりされた瞬間におとり鮎に取り付けてる【掛バリ】に引っ掛かり釣り上げられるという仕組みになります
苔を食む(はむ)
鮎が岩についた苔を食べる事を
苔をはむと言います
【食みあと】
鮎が苔を食べた痕跡をと言います
初めて訪れた河川での鮎釣りの際には、
この はみあと がたくさんある場所が、鮎が縄張りにしている(していた)ポイントになるので、初見での攻略に役立つ情報になります
このように明らかに不自然な苔のハゲ方になるので、高いところからポイントを見渡す時でも意外と発見しやすいです
【垢(アカ)】
岩に付着している鮎のエサとなるコケを(アカ)という場合もあります
おとり屋さんで情報を聞いたりして会話しているとよく出てくるワードですね
囮(おとり)
友釣りで最も重要な、生きた鮎です
まずはおとり屋さんで養殖ものの鮎を購入して、それを天然アユがいるポイントに泳がせてケンカさせることで天然鮎をひっかけて釣りあげます
そして釣りあげた天然鮎をおとりとして次の天然鮎を釣り上げるという循環で釣果を伸ばしていきます。
循環の釣り
友釣りは、釣り上げた天然鮎を次のおとりにして、また新たな鮎を釣り上げるというサイクルを繰り返すことから「循環の釣り」と言われます。
この循環をコンスタントに継続できるかどうかが釣果に大きく影響します
おとりとして放たれた鮎は徐々に体力を消耗して、泳がなくなってしまうため天然鮎の縄張りに入り込むことが難しくなると、次の1尾が釣れなくなってしまいます
そのため元気な鮎を手に入れられるかどうか、つまり的確におとり鮎をコントロールして天然鮎を早い段階で「釣果を伸ばすこと」が「釣果を伸ばすコツ」という餌釣りとは全く違う考え方になります
野鮎
天然の鮎のことです
仕掛けについて
のべ竿
リールを使用せず、竿の先端(穂先)
仕掛けの糸を直接括り付けて使用する竿です
鮎釣り用の竿は様々な川幅に対応できるよう9m前後の竿を使うのが一般的ですが、地域によっては11mというめちゃ長い竿を使う場合もあります
天井糸
仕掛け全体の中で、竿の穂先に接続する部分の糸です
市販の完成品を購入すれば仕掛け全体の長さ調整をできるようにセットされているものがほとんどです
水中糸
その名のとおり、おとりを泳がせた際に水中に入る部分で、仕掛け全体の中間部分になります
この水中糸の材質や太さによって水流の抵抗が変化するため、おとり鮎の泳がせ方にも影響してきます
ここはある程度慣れてから自分なりに調整して工夫していくのも鮎釣りの奥深さです
ハリス
水中糸と針をつなぐ糸です
フロロカーボンという素材が使われていることが多いです
鼻カン
おとり鮎の鼻の穴に通す小さな輪っかです
まさに鼻ピアス状態ですが、これのおかげでおとり鮎を傷つけることなく操作できるようになります
逆針
野鮎をかけるための書け針をおとり鮎につけるための針です
おとり鮎の尻びれのあたりに逆さにさすことから逆針と言われます
掛け針
縄張りに入ってきたおとり鮎に体当たりしたときに野鮎を引っ掛ける針です
まとめ
ざっとここまでの内容を読んで頂けたら、ド初心者でも立派な鮎釣り師の一歩を踏み出す用意は整いましたよ!!
このように用語をちょっと理解しておくだけでも、釣り場であたふたせずにしっかりと準備できるようになりますし、何よりも、地元の常連さんやおとり屋さんでの情報収集の量が断然増えます
海とは違い、狭い川での釣りとはいえポイント選び、魚の活性を知っているのか知らないかで大きく釣果が変わるところも鮎釣りの楽しみの一つです
また別の機会で、
初心者におすすめの鮎の友釣りデビュー装備
をご紹介したいと思いますのでそちらもお楽しみに!
余談
釣り道具・・・いろいろと買い揃えると結構な金額になりますよね?
私自身も以前は少ない小遣いの中でなんとかやりくりして、欲しい道具を購入していました
でもここ2,3年はある方法を使うことで、釣り道具の購入費用をとても少なく抑えることができるようになりました
どんな方法か気になる方は釣り道具を激安で購入できる安心、安全な方法について書いた記事をご覧ください